【「見えないもの」を大切に生きる。】
平井正修著
以前、枡野俊明さんが書かれた
【禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本】
を紹介したが、
この著書も禅に関するお話。
禅にハマっているなぁ😂
大量のものや情報が溢れている時代、
「大切なもの」に鈍感になっていませんか?ということ。
世の中で「目に見えているもの」はすべて、
目に見えないものによって生み出されたり、
動かされたりしているということ。
目に見えないからこそ、
「大切さに気づく」ことの意義があります。
「大切なものとは何か」を真剣に考えていかないと、
わたしたちは、
自分の人生を大切にすることができないのではないでしょうか。
「見えるもの」にばかりすがり、
そこにこだわっていたら、
幸せは一生手に入りません。
幸せを感じるためには、
「見えない大切なもの」を知ることからです。
目に見えない大切なものとは何か、
感情や、人間関係の捉え方、
日々の暮らしのコツや、
多くの人が悩んでいる事にどう向き合えばいいか等々、
禅の視点で書かれている。
特に感動したことは
「心がとどまること」について。
「無」は、禅では非常に重要な言葉です。
無というとなにもないことだと捉える人が少なくないかもしれませんが、そうではありません。
無というのは、
心に想起されるさまざまな思いが、
とどまることなく自然に流れている状態です。
清流はとどまることなく流れているから清らかなのです。
心も同じです。
ひとつのところにとどまったら、
澱みが生じ、悩みのタネにもなるのです。
良いことも悪いことも
そこにとどまるのではなく、
置いてくるということ。
心の中を循環することで、
綺麗で純粋な心に浄化され、
人間関係も日常生活も
風通しの良い毎日になるのではないだろうか。